株式会社ダイエット.F

fusako@管理栄養士のブログ


■2011/12/30 - 毎日飲み過ぎのお父さんたちへ 尿酸の話(その1)

ダイエットFの榊@管理栄養士です。

年末で毎日飲み過ぎているお父さんたちへ。
今日は尿酸の話をしましょう!
ビールの飲み過ぎがダメで、焼酎ならいい?そうなのか?

痛風は風が吹いても痛いって、まず足の親指の付け根が痛くなる病気。ここが初発の発作部位で。
ここが痛いと痛風を疑う・・・
病態の定義として、
核酸の成分であるプリン体の代謝障害、血中に終末代謝産物の尿酸の蓄積(高尿酸血症)、さらに尿酸塩の結晶が四肢の関節や腎臓に沈着し、関節炎などの炎症を起こす症候群です。

557.jpg
(作成:榊)

で、今年の5月に20年ぶりに新しい薬が発売されるくらいメカニズムの研究が進んでいます。
尿酸の合成促進(尿酸産生過剰型ともいわれ)と尿酸排泄低下によるとされます。

尿酸が高い状態である「高尿酸血症」から、
痛風、尿管結石症、高尿酸血症腎症(痛風腎?)、間質性腎症と進みます。
肥満が伴う場合に、尿酸値が上がるケースが多いので、肥満を解消して尿酸値を下げてもらいます。メタボリックシンドロームの診断基準にはないですが、尿酸が高い場合にも内臓脂肪が増えることがわかっているので、今後の診断基準には入るかもしれないって病態です。

ビールを飲むとプリン体が多いので尿酸を上げる・・・ってことで「プリン体カットのビール」が発売されてきました。
でも、今やビールだけじゃなく、アルコール全体が、尿酸値を上げるってことがわかったのです。

アルコールによる尿酸上昇の理由は、
@肝臓でアルコールを処理する時に、エネルギーを利用するため、プリン体が出来る、つまり尿酸が増える。
Aアルコールをたくさん飲むと「乳酸」がたくさん出来てしまい、腎臓から「尿酸」の排泄がスムーズにいかなくなるってこと。
Bアルコールが入ると、利尿が進み(ビールや冷たいドリンクだとトイレによく行くよね?)、脱水による「尿酸」が溜まる。

・・・と、こんな感じで考えられます。

運動しても、水分摂取が足りなくて脱水が疑われる場合には、水分を取ってもらい、尿酸を出す(尿中へ)話はよくしていますが・・・

年末でアルコールの飲む機会のある人は、水分補給してトイレに行こう♪
いわゆる老廃物は出しておきましょう。
また、尿酸の話に触れておきますね。
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