札幌のダイエットFの榊房子@管理栄養士です。
年度末まであとわずか、新年度も料理教室や講演、糖尿病やメタボ指導やっていきますね〜
料理教室や新規のイベントの準備中です。
今回の著者池波正太郎の仕掛人藤枝梅安レシピは・・・
「闇の大川橋」から「大根鍋」です。
先日の大根と油揚げの鉄鍋を紹介したら、知人の池波正太郎ファンから、「また、料理作って画像をアップしてよー」と言われまして・・・。鍋物はやはり、「白いものが落ちてくる」時期にふうふうとやるのがオツではないかと・・・。暖かくなると、鍋物より、春や夏のレシピがこれから作って食べたいですよねー
(札幌は3月に落ちてきた「白いもの」がまだ溶けずに、残っています)
音羽の半右衛門と密談後に、おせき婆さんが用意した大根の鍋を食べていきます。
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半右衛門がいいさしたとき、おせき婆が酒を運んであらわれた。
火鉢に小鍋が掛けられる。
昆布を敷い湯の中へ、厚めに切った大根がもう煮えかかっていた。
これを小皿にとり、醤油をたらして食べる。
何の手数もかけぬものだが、大根さえよろしければ、こうして食べるのが梅安は大好物であった。
(闇の大川橋:梅安料理ごのみ:講談社、1988、p215より)
(闇の大川橋:仕掛け人藤枝梅安・蟻地獄:講談社、2001、p273より)
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<作り方>
日高昆布を1/4枚を切り、土鍋に敷いて、水で十分浸しておきます。30分以上浸す。
(昆布の量は大根の2%程度が目安)
大根300gは皮をむき、1.5センチの厚さの輪切りにしてから、面取りをする。
隠し包丁(十文字)を入れておく。
別な鍋に水を入れて、ぬかか、米のとぎ汁で15分ほど煮る。水洗いする。
土鍋に大根を重ならないように並べて、弱火で30分ほど煮る。
少しあくが出るので、お玉であくを取る。
昆布の味が大根に染みるようにコトコトと煮る。
鍋からは昆布の良い香りが漂います。
シンプルにいただく料理なので、その分、大根の下処理をきっちりして昆布出しが染みるようにしないと美味しくない一品ですね。おせき婆さんがしっかりやってると思われます。
出来上がりは小皿にとってしょうゆをかけるのですが、昆布と大根の組み合わせだと湯豆腐のお味なので、小ねぎかあさつきをきざんで食べたい。
次は、鴨肉があるので鴨料理かしら??鴨料理だと剣客レシピか・・・
だって今は剣客シリーズを読んでまして・・(^.^)