ダイエットFの榊@管理栄養士です。
先週の報告から、英国と米国の比較の研究です。
糖尿病の罹患率が高いのは、肥満よりウエストサイズでは、という。
具体的に英国女性より米国女性がウエストサイズが5センチ太いというのは衝撃。男性同士の比較では、差は少ないのに・・
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英国に比べ米国での糖尿病罹患率が高いのは、肥満などの従来いわれている因子ではなく、ウエストサイズ(胴囲)の大きいことが主要な原因であるという知見が示された。
.この知見は、身体中央部の過剰な脂肪が、健康に関わる因子であることを示すさらなるエビデンス(科学的根拠)であり、2型糖尿病研究は従来の危険因子(リスクファクター)だけでなく、ウエストサイズにも焦点を当てるべきだと、報告を行った英米の研究者は述べている。著者らによると、米国での糖尿病罹患率は男性で約16%、女性で14%であり、英国ではそれぞれ11%、7%であるという。
米国人と英国人の健康および生活習慣に関する研究を分析した結果、年齢、喫煙、社会経済的地位、ボディ・マス・インデックス(BMI、過体重と肥満を測るための身長体重比)など従来の危険因子と、米国での糖尿病高率には関連がないことが示された。また、米国男性のウエストサイズは英国男性より平均3センチ(約1.2インチ)大きく、米国女性のウエストサイズは、英国女性より5センチ(約2インチ)大きいことがわかった。
さらに、米国女性は英国女性よりもはるかにウエストサイズによる糖尿病リスクが高いことが示された(米国69%、英国56%)。一方、米国男性では、ウエストサイズによる糖尿病リスクは英国男性に比べてごくわずか高かった。
「米国人は英国人よりも腹部に脂肪が多く、この点が米国人、特に米国女性における糖尿病高率をほぼ説明する単一の因子となっている。ウエストサイズはこれまでに見逃されてきた新しい危険因子として研究されるべきである」と、著者の1人である米国の非営利団体RAND Corp.のJames P. Smith氏は述べている。
この研究は「Journal of Epidemiology and Community Health(疫学&コミュニティーヘルス)」オンライン版に10月1日掲載された。
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