札幌のダイエットFの榊房子@管理栄養士です。
台風が去って、北海道は暑い夏、再びですね〜
今月は依頼原稿が数本あり、頭ばかりを使っていて運動不足になりつつあります・・
調べものをしたり、本を読んで、頭を整理したり・・・
ついでに次の原稿の準備をしたり・・・
それでも、他の本を読みたくなったり・・・(江戸の本です・・・・)
最近、時間栄養学という話題を聞きませんか?
体内には日内リズムという中枢時計と抹消時計があると考えられています・
エネルギーの代謝もこのリズムで規定されると考えられます。
そこで、日内リズムの概念を組み込んだ学問領域が「時間栄養学」です。
古くは、1955年にStunkard氏らが、「night-eating syndrome」という概念を
発表しました。
朝の無食欲、夜の過食(夕食以降で、1日のエネルギーの25%を摂取)不眠症です。
この領域で少しずつ報告が出てきています。
昨年の記事から紹介しましょう。(平成25年度日本内科学会雑誌4月号より)
聖マリアンナ医大の逸先生らの報告で、メタボのある人の、脂肪肝の定量評価で興味深いのです。
同じカロリーの夕食で22-23時に食べるのと、 夕食を18時に食べるのでは、肝臓の脂肪量が15%減ってるのです。 寝る時間は一緒です。
つまり、夕食の、つまり、食事の中身を変えなくても、時間帯を早めるだけで脂肪が減る可能性があります。
私もいつも、指導では、「インスリンホルモンの働きで・・」「レプチンの働きで・・」
と夕食時間の遅い方には、夜遅くに食べるのを控えるように夕方の時間に軽めで何か食べてくださいと話しています。
やはり!という面白いデータでした。
最近、体重が減らないな。
何を食べて良いのだろう?と思ったら、
まず、夕食の時間帯を早めてみてはどうでしょうか。
画像は和風レストラン「とんでん」のゆずきり天ざるセット。
池波正太郎の時代劇小説でも出てきますから!ゆずきりそば。
あまり北海道では聞かないので、とんでんのをチャレンジ。
ランチで食べると、この日は晩ごはんが入らなかったです・・・