ダイエットFの榊@管理栄養士です。
少し前から管理栄養士の人材ってことでいろいろ言われて考えつつ・・
どこかで勤めていても、免許を持ってることで甘んじて成長しないって人はどこの業界にもいます。
じゃ成長するためにどんな勉強が必要なのか。
ということになるので15年前には、NSTで有名な管理栄養士宮沢靖さんと全国組織の若手臨床栄養研究会というのを発足し、集まっては症例検討をやったりしてた。
若手に限っていたのは、ある程度経験ある栄養士はどう勉強するか、わかっているからです。
そうじゃない栄養士、若手栄養士、栄養士会にも入会できない、
研修会に参加出来ない栄養士のために、です。
そこで症例検討会をしていて、私と宮沢さんの考えは同じで、「目の前のこの患者を救いたい」という想いで、臨床を、病態や薬物や検査はどうなの?って学び、仕事していたから、気がついていた。
いつまでも気がつかない栄養士も多い。
栄養士会の研修会に参加して講義を受けて、戻って自分の病院の患者さんに向き合えない。
現場で厳しく指導してくれる人がいないと、さっぱりわからないよう。
今日の読売新聞朝刊であったのを紹介したい。
「時代の証言」というコーナーは先日から国立がんセンター総長だった垣添先生の半生である。
「**病院での1年間で外科医に必要なセンスや手先の器用さとともに、頭脳の大切さを知りました。
1人1人の患者さんをどう診断、治療するのか。手術の組み立てなどを考える頭が最も重要と痛感しました」
大事なことは、ここ!なんですよね。
1人1人の患者さんにどうベストな食事を提供できるか。
どうしたら、その患者さんにわかりやすい食事の指導ができるのか。
どうしたら、病気と向き合ってもらえるのか。
常に考える。
訓練されて、はじめて考える頭になっていくと思う。