ダイエットFの榊@管理栄養士です。
先日は、当社主催の栄養士スキルアップ勉強会でした。
患者さんが来られて模擬指導を行い、見学し、ディスカッションしています。
また、症例のペアワークをしたりです。
必ず、栄養指導のアセスメントシートを各自が、記録(速記で)し、ディスカッションします。指導の際、記録できないって人がいると思うのですが、これは慣れるしかないので、毎回です。
討論するので、頭を使いっぱなし、どこが記入漏れだったか、聞きそびれていたか、なんてことも理解できます。
今月は禁煙指導のコツについてなので、重要な抑え所、そして、ニコチンパッチ(貼り薬)やチャンピックス(飲み薬)についてもやりました。
ここから、ちょっと辛口です。
若手の栄養士さん、自分で栄養指導のスキルが無いから、勉強したい、と言ってくることがよくあります。
質問のメールで、本当に勉強する気あるのかな?勉強したいってどうして行動に移さないのだろう?
そして、30代になってあわてる栄養士さん。
患者さんは20代の栄養士じゃないので、知ってるものと思い、何でもじゃんじゃん質問します。そして、答えられなかったら?
次の継続指導はないでしょう。答えてくれないのですから、患者さんにとって次は必要ないからです。患者さんにとって有益な情報、アドバイスが出来ないといけないのです。残念な勉強しない栄養士を見ます。
(だから以前、宮澤靖さんと若手栄養士の研究会を作りました。そうならないように勉強の仕方を若い方にお知らせしたかったのです)
若い栄養士さんが20代にしっかり勉強することは特に大事なんです。
努力を怠たって30代になると、もう周りは何でもわかっている、できる栄養士と判断します。30代になったら、わからないことの質問出来なくなりますよね。
たまに、初歩的な質問をされる栄養士さんがいますが、同業栄養士は心の中でえっ?って思っています。心の中でもっと勉強してよーと思っています。
普通、周りも知ってるものと、あえて、教えません。
学校の先生や先輩じゃあるまいし、タダで時間をかけて他人に教える人はいません。時間の無駄ですよね?
勉強したいと思ったら、即行動に移す。勉強する。
栄養士会の研修会もありますが、何を学ぶべきか、きっかけになります。
そして、自分で調べて、本を繰り返し読む、記録すること。
文献を調べてしっかり意味を理解することなのです。
20代では、自分で常に勉強して、基本的なことをしっかり学ぶ。
そして、30代、40代なりの勉強の仕方もまたあるのです。
・・・それが患者さんにとってプラス、ハッピーになることは言うまでもありません。