ダイエットFの榊@管理栄養士です。
筑波大学の田中研究室、中田先輩の報告が報道されました。
ダイエット、動機づけで成功 講義・教材で「生活改善」意識
…半年で5キロ減、実証
3群にわけて、比較した研究です。
講義だけじゃなく、体重をはかり、自分で記録してノートをつけ、そしてアドバイスを受けるんです。
2011年8月4日 提供:毎日新聞社
ダイエット:動機づけで成功 講義・教材で「生活改善」意識…半年で5キロ減、実証 ◇筑波大チーム実証
ダイエットを動機づける講義と教材提供によって、半年間で5キロ程度の減量効果があることを実証したと、筑波大のチームが3日発表した。減量が、お金をかけなくても日ごろの暮らしを見直すよう意識させる重要性を示す成果といい、欧州肥満学会誌に掲載された。
09年4〜10月、公募に応じた茨城県内の男女188人(40〜64歳)を対象に実施した。(1)肥満が生活習慣病につながり、食事と運動の大切さを説く2時間の講義(2)講義に食生活などに関する参考書、食事記録ノート、歩数計の提供(3)これらに加えて毎月の直接指導で食事と運動をチェック--の3班に分けた。
その結果、半年後には(1)2・9キロ減(2)4・7キロ減(3)7・7キロ減--とすべての班でダイエットに成功した。(1)と(2)はいずれも直接指導が最初の1回のみだが1・8キロの差があり、歩数や食事の記録などデータで生活ぶりを意識づける大切さを示した。(2)と(3)の差は3・0キロとさらに広がり、指導効果をうかがわせている。
チームの中田由夫助教(疾患制御医学)は「自治体からは、資金不足で肥満した人を指導できないという声も聞こえるが、この成果を伝えたい」と話す。【安味伸一】