ダイエットFの榊@管理栄養士です。
札幌ダイエットカフェのカロリー計算中です。
さて、先日の新聞報道から・・・
2005年のメタボリックシンドロームの診断基準にはずれた検査項目がありました。
それは尿酸値でした。
今回、尿酸値の高い人ほどメタボリックシンドロームの割合が高いというデータが報告されました。
尿酸の排せつには、ビールだけじゃなく、アルコールを飲む人、運動する人、しっかり水分補給して排泄が必要ですよ。
メタボのサインかも
尿酸値が上がると、メタボリックシンドロームの原因になる。メタボは、肥満や高血圧、高血糖、脂質異常が重なった状態だ。
虎の門病院(東京都港区)健康管理センターの原茂子さん(腎臓内科医)らは、2005年までの20年間に同センターで人間ドックを受けた、男女約7万人の尿酸値とメタボの関係を調べた。尿酸値が高いグループほど、男女ともメタボの人の割合が多かった。
初回受診時にメタボではなかった男女約5600人を5年間継続して調べたところ、もともと尿酸値が高かったグループは、男女ともメタボになった人が多かった。特に男性はその割合が、尿酸値の低いグループの約2倍に増えた。原さんは「尿酸値を下げればメタボを予防し、心臓病などの発症を減らす効果が期待できる」と指摘する。
兵庫医大病院(兵庫県西宮市)内分泌・代謝科教授の森脇優司さんは「メタボになると尿酸値が上がりやすく、悪循環になる。これを絶つには、食べ過ぎ、飲み過ぎに注意するとともに、適度な運動を心がけることが必要だ」とする。
運動はウオーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動がよく、運動しながら会話ができる程度の強さが望ましい。
筋肉トレーニングや短距離走といった無酸素運動は、尿酸値を高める。無酸素運動は肝臓でのプリン体の量を増やすとともに、運動で作られる「乳酸」に、尿酸の排せつを抑える作用があるためだ。
尿酸値が気になり出したら、生活習慣病の危険を知らせるサインと捉え、生活習慣を見直すきっかけにしたい。(利根川昌紀)
(2012年8月5日 読売新聞)